自動入札では外部からの修正が許可されないので、キャンペーンのパフォーマンスを最適化するには、目標顧客獲得単価（CPA）または広告費用対効果（ROAS）の値を広告グループ単位で変更します。

広告ランクが低いためにインプレッションシェアを損失している広告グループのコンバージョンを最適化すると、Google広告はオークション時により良い入札単価を設定できます。

「目標CPAと目標ROASの最適化（Optimize Target CPA & Optimize Target ROAS）」

は、「ルールエンジン（Rule Engine）」を使用して作成されます。

Google広告の自動入札では、手動での入札単価の変更が許可されないため、キーワードや商品グループなどへのコントロールが制限されます。「目標CPAと目標ROASの最適化（Optimize Target CPA & Optimize Target ROAS）」を使用して、コンバージョン率を高めるには、目標CPAを押し上げる、またはコンバージョンのある広告グループがインプレッションシェアを失った場合に目標ROASを下げることでです。

最適化へのアクセスはこちらから行えます。左側で、最適化する「キャンペーン（Campaign）」と「戦略（Strategy）」を選択し、「更新（Update）」をクリックします。「目標CPA（Target CPA）」（現在）、「目標CPA（Target CPA）」（新しい提案）、「入札戦略タイプ（Bid Strategy Type）」、「コンバージョン（Conversions）」、「検索広告のインプレッションシェア損失率（Search Lost IS）」のデータが表示されます。これらを確認したら「適用（Apply）」ボタンをクリックして変更を適用します。

変更を適用しない場合でも、提案結果をCSVファイルとしてダウンロードできます。ファイル内では、「最小目標CPA(Min. Target CPA)」と「最大目標CPA(Max. Target CPA)」の2つの追加列が表示されます。

「目標CPAと目標ROASの最適化（Optimize Target CPA & Optimize Target ROAS）」は「ルールエンジン（Rule Engine）」を使用して構築されており、特定の境界値を保持する目標CPAの最適化案を提示するために、次の2つの指標を作成します。「最小目標CPA(Min. Target CPA)」と「最大目標CPA(Max. Target CPA)」です。

したがって、これらの2つの追加列はベンチマーク指標ではなく、境界値設定なのです。