検索ボリュームが少なく、トラフィックやコンバージョンにつながっていないキーワードがある場合、「1広告グループ1キーワード（SKAG）」機能を使用してそのキーワードを広告グループに追加し、完全一致の除外キーワードとして追加することで、無駄なトラフィックの発生を防ぐことができるかもしれません。しかし、場合によってはお勧めできない方法です。

Google広告ではキーワードの「検索ボリュームが少ない」というステータスになると、オークションの時間でも自動的に無効になり費用は発生しません。これらのキーワードは、適切な量のトラフィックが得られるまで無効のままなので、それらを除外として追加しても実用上の違いはありません。

しかし、次の例を見てみましょう。

「Lake Tahoe Ski Cabins」という完全一致キーワードがあるとします。このキーワードは検索ボリュームが少なく、トラフィックもほとんどないため、アカウント内のキーワードとしては設定したくないのですが、検索ボリュームが少ないことからGoogle広告はまだこのキーワードを無効なキーワードとみなしています。

キーワードを維持しても、無効なので費用は発生しません。しかし、除外キーワードとして追加してしまうと、例えば「Lake Tahoe」のようにGoogle広告が考慮するトラフィックを失ってしまう可能性があります。

キーワードを「1広告グループ1キーワード（SKAG）」設定する場合は、除外キーワードは元の広告グループに追加することをお勧めします。

キーワードを広告グループに完全一致の除外キーワードとして追加する必要があるかどうかを判断したい場合は、「トラフィックスカルプター（Traffic Sculptor）」の活用をお勧めします。この最適化により、検索語句とキーワードデータが分析され、いくつかの検索キーワードを広告グループ単位で完全一致の除外キーワードとして追加することを提案し、アカウント内の各検索クエリに対して適切な広告が表示されるようにします。