機能について
「ファーストページブリッジャー(First Page Bridger)」とは、品質スコア(QS)が高く、現在の入札単価ゆえに1ページ目に表示されるチャンスを逃しているキーワードを特定します。
仕組み
各キーワードのパフォーマンスデータを分析し、品質スコアが高く、かつ推定入札単価(1ページ目)をわずかに下回る(最大20%低い)キーワードを収集します。そして、最低入札単価の引き上げによる影響が最も大きいキーワードのリストを表示します。そうすることで、検索結果が1ページ目に表示される可能性が高まり、結果的にトラフィックや売上げの増加に繋がります。
使用方法
パラメーターの設定
まず、提案を表示するキャンペーンを選択し、次にフィルターを選択します。あらかじめ設定されたフィルターでは、トラフィックと品質スコアに基づいて提案をフィルターにかけます。
「アドバンスドモード(Advanced mode)」をオンにすると、より多くの設定や指標にアクセスできます。
「コンサバティブ(Conservative)」
品質スコアが7またはそれ以上
「ノーマル(Normal)」
品質スコアが6またはそれ以上
「アグレッシブ(Aggressive)」
品質スコアが5またはそれ以上
選択したキーワードに新しい入札単価を設定します。「入札単価の設定 (Set Bids)」メニュー(スクリーンショットのA)を押して自動的に行うか、「設定後の入札単価 (New Bid)」(スクリーンショットのM)で手動で編集することができます。
自動設定の場合は、パーセンテージの数値を選択して「更新 (Update)」をクリックします。例えば、「First Page Bid + 10%」を選択した場合、入札単価は推定入札単価(1ページ目)より10%増加します。
手動設定の場合は、自身で入札単価を設定することができます。
以下の情報を含む、キーワードの候補の結果一覧が表示されます。
「現在の入札単価 (Current Bid)」
キーワードの現在の入札単価を表示します。
「推定入札単価(1ページ目) (First Page Bid)」
キーワードが検索結果の1ページ目に表示されるようになるために必要な入札単価を表示します。
「設定後の入札単価 (New Bid)」
設定されたパーセンテージを反映した新しい入札単価を表示します。ここから希望の数字に変更することも可能です。
他の最適化機能と同様、結果はCSVまたはGoogle広告エディターファイルとしてダウンロードすることができます。
結果の確認後、「変更適用 (Apply Changes)」ボタンをクリックすると、システムはGoogle広告またはBing広告アカウントに新しい入札単価をアップロードする前の確認のメッセージを表示します。
使用する際のヒント
1ページ目の要件を満たすには、影響力と必要な入札単価の増加に基づいて、キーワードを3つのセクションに分けることをお勧めします。
最小限の増加で最大の影響
品質スコアが7~10で、入札単価1が0 - 20%増加のキーワード
中程度の増加で高い影響
品質スコアが5~6で、入札単価が20-40%増加のキーワード
最大限の増加で最小の影響
品質スコアが5以下で、入札単価が40%以上増加のキーワード
入札単価の引き上げはアカウントのパフォーマンスに影響を与えるまでに時間がかかるため、7~14日ごとに最適化を実行することをお勧めします。品質スコアが低いほど、良い広告ランクを得るために必要な入札単価が高くなることに注意してください。
トラブルシューティングに関する質問は、こちらをご覧ください。
キーワードの自動入札
画面にこのようなメッセージが表示された場合は、「自動入札(Automated Bidding)」に登録されているキーワードの中に、コンバージョンはあるがインプレッションシェアを失っているものがあることを意味しています。「自動入札(Automated Bidding)」では、キーワードの入札価格を変更することはできません。
ただし、目標CPAまたは目標ROAS戦略を使用している場合は、「目標CPA最適化 (Optimize Target CPA)」または「目標ROAS最適化 (Optimize Target ROAS)」を広告グループ単位で使用して目標CPAと目標ROASを変更することで、そのようなキーワードのインプレッションシェアを高めることができます。
ご質問がある場合はいつでもサポ―トチーム optmyzr_support@ad-flex.com までご連絡ください。