Google広告でキャンペーンに「自動入札（Automated Bidding）」戦略が設定されている場合、キーワードの入札単価を手動で編集することはできません（拡張クリック単価を除く）。キャンペーンのパフォーマンスを最適化するには、広告グループ単位でコンバージョン数、コンバージョン値、クリック数戦略の最大化して、目標CPAまたはROAS値を修正します。

こうすることで、キャンペーン全体に対して1つの目標CPAと目標ROASを設定する必要がなくて済むため、キャンペーンをよりコントロールできるようになり、キャンペーンのパフォーマンスを平均化させることができます。広告ランクが低いためにインプレッションシェアを失っているコンバージョン広告グループに対しては、広告グループ単位で目標CPAを最適化することができます。これにより、Google広告はオークション時に、より良い入札額を設定することができます。

一方で、広告グループのコンバージョン単価が低く、検索インプレッションシェアが高い場合は、Googleがより高額なオークションに参入するのを防ぐために、ツールはギャップを減らすことを提案します。これは、すでにインプレッションシェアの大部分を占めている広告グループのコストを削減するためです。

そのために、自動入札でのキャンペーンの管理・最適化に役立つ4つの最適化機能を用意しました。「目標ROASの最適化（Optimize Target ROAS）」、「目標CPAの最適化（Optimize Target CPA）」、「コンバージョンのないクエリ（Non-Converting Queries）」（検索）、「コンバージョンのないクエリ（Non-Converting Queries）」（ショッピング）です。

これらの最適化は「最適化（Optimizations）」タブの「自動入札（Automated Bidding）」にあります。

「目標ROASの最適化 （Optimize Target ROAS）」

好調な広告グループの目標ROASを修正し、ROASギャップを減らしてコンバージョンを増加させます。

「目標CPAの最適化 （Optimize Target CPA）」

好調な広告グループの目標CPAを修正し、CPAギャップを減らしてコンバージョンを増加させます。

「コンバージョンのないクエリ（(Non - Converting Queries）」（検索）

コンバージョン数がゼロ、コストが高い、CTRが低いなどのコンバージョンのないクエリを除外キーワードとして追加します。

「コンバージョンのないクエリ（Non - Converting Queries）」（ショッピング）

コンバージョン数がゼロ、コストが高い、CTRが低いなどのコンバージョンのないクエリを除外キーワードとして追加します。

「分析を表示 （View Analysis）」ボタンをクリックすると、条件の詳細やいくつの広告グループが一致したかなど、ルールの作成方法の詳細が表示されます。その特定の戦略を自身の「ルールエンジン（Rule Engine）」に追加することも可能です。

これらの戦略は「ルールエンジン（Rule Engine）」を使用して作成できます。独自のカスタム戦略の作成を開始する方法については、こちらをご覧ください。「ルールエンジン（Rule Engine）」に関してヘルプが必要な場合は、optmyzr_support@ad-flex.com までお問い合わせください。