はじめに
このステップでは、条件の一部として分析される指標を定義します。ここでは、1つの指標を分析する単純な条件を作成 、費用がXより大きいキーワードやコンバージョンがないキーワードの検索、または右辺に計算式を使用する複雑なルールを作成できます。
例えば、キャンペーン平均の2倍のコンバージョン単価があるすべてのキーワードを検索するとします。
パフォーマンスの評価に使用する指標を選択します。
評価される指標の「デバイス（Devices）」、「日付範囲（Date Range）」、「単位（Level）」を指定します。
条件を満たすために、指標を満たす値を選択します。値は、定数、指標、または数式 （計算式）として入力できます。
使用する「指標（Metric）」の選択
属性別にグループ化されている利用可能な指標は、「パフォーマンス（Performance）」, 「コンバージョン（Conversions）」、「属性（Attribution）」, 「競合指標（Competitive Metrics）」, 「カテゴリー別のコンバージョン（Conversions by Categories）」、「カスタムコンバージョン（Custom Conversions）」です。
最初のステップで既に「カスタム変数（Custom Variable）」を設定している場合は、ここにも表示されます。
「カスタムコンバージョン（Custom Conversions）」
通常の「コンバージョンタイプ（Conversion Types）」または「カスタムコンバージョン（Custom Conversions）」を使用してパフォーマンスを評価することができます。これらはGoogle広告アカウントで設定できます。これらは、以前に設定したカテゴリーと名前でトラッキングおよび表示されるため、アカウント内の特定のコンバージョンを簡単にトラッキングできます。
複数の値を追加する
「ルールエンジン（Rule Engine）」の条件には、演算子’In’と’Not In’があります。こうすることで、’Is’または’Is Not’を使用して複数の条件を作成することなく、ルールを作成または修正することができます。特定の指標について複数の値を扱う、または除外したい場合は、’In’または’Not In’演算子を使用して一度に選択することができます。
ある属性に含まれる特定のテキストを検索する場合、’contains’ および ’does not contain’演算子を使用することができます。複数の値をカンマで区切って入力すると、’or’ 演算子として使用できます。
例えば、キャンペーン名に’xyz’または’abc’のテキストが含まれているキャンペーンを探す場合に便利です。
特定の単語をすばやく検索
「ルールエンジン（Rule Engine）」にはServing Status属性があり、アカウント内の検索クエリボリュームが少ないキーワードを簡単に特定することができます。この特定の属性により、検索エンジンがキーワードをどのように提供しているかを知ることができます。ステータスが'eligible'になっているキーワードは検索量が良好で、 'low search volume' は、検索量が少ないので、再度検討する必要があるでしょう。
「検索語句（Search Terms）」での戦略の実行
「ルール エンジン（Rule Engine）」の戦略は、パフォーマンスの高いクエリを分析してそれを新しいキーワードまたは高価なクエリとして追加、またコンバージョンのないものは除外キーワードとして追加するといったアクションを「検索語句（Search Terms）」でも実行することができます。詳細はこちらをご覧ください。
条件として、重複を避けるために、アカウント、キャンペーン、または広告グループに現在キーワードとして存在しないクエリのみを考慮するように設定できます。
「検索語句（Search Terms）」で実行する戦略では、広告グループまたはキャンペーン単位で除外キーワードとして追加、また広告グループ単位では通常のキーワードとして追加できます。
新しい通常のキーワードの場合は、定数、数式、または単一の指標を使用して入札単価を設定できます。例えば、入札単価を平均CPC、最小入札単価を平均CPC、最大入札単価を1ページ目のCPCに設定する場合などです。